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明治三十三年旧十二月十三日
インフォメーション
種類：
大本神諭
年月日：
1901（明治34）年2月1日（旧12月13日）
神霊界掲載号：
大正7年9月15日号（第70号） 6頁
神霊界八幡書店復刻版：
第3巻 192頁
七巻本：
第4巻 53頁
五巻本：
未調査
三五神諭：
なし
東洋文庫天の巻：
なし
東洋文庫火の巻：
34頁
連合会水の巻：
なし
大本史料集成：
未調査
庶民生活史料集成：
16頁
概要：
備考：
タグ：
データ凡例：
データ最終更新日：
OBC ：
os124
001
昔
(
むかし
)
の
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
は
結構
(
けっこう
)
でありたなれど、
002
途中
(
とちう
)
から
悪神
(
あくがみ
)
の
世
(
よ
)
になりて、
003
世界
(
せかい
)
が
悪
(
わ
)
るくなりたのぢゃぞよ。
004
斯
(
こ
)
う
成
(
な
)
るのも、
005
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
が
余
(
あま
)
り
我
(
が
)
が
強過
(
つよす
)
ぎたのであるから、
006
艮之金神
(
うしとらのこんじん
)
は
天
(
てん
)
からの
御指図
(
おさしず
)
で、
007
悪神
(
あくがみ
)
が
目論
(
もくろみ
)
て、
008
艮
(
うしとら
)
へ
押
(
をし
)
込
(
こめ
)
なされて、
009
モー
此
(
この
)
世
(
よ
)
へは
出
(
だ
)
さん
積
(
つ
)
もりでありたなれど、
010
表面
(
うへ
)
から
見
(
み
)
ると
悪神
(
わるがみ
)
なれど
内心
(
こころ
)
は
善
(
ぜん
)
の
神
(
かみ
)
であるから、
011
叩
(
たた
)
き
潰
(
つぶ
)
してもこたえん
此
(
この
)
方
(
ほう
)
。
012
その
艮之
(
うしとらの
)
金神
(
こんじん
)
の
精神
(
せいしん
)
、
013
変性男子
(
へんぜうなんし
)
が
今度
(
こんど
)
現
(
あら
)
はれたら、
014
押
(
おし
)
込
(
こめ
)
なされた
神様
(
かみさま
)
も
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でけ
)
やう。
015
他
(
ひと
)
を
悪
(
わ
)
るいと
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
ると、
016
我身
(
わがみ
)
の
弁解
(
いひぬけ
)
出来
(
でき
)
んぞえ。
017
艮之金神
(
うしとらのこんじん
)
、
018
悪
(
わる
)
う
言
(
い
)
はれて、
019
悪神
(
わるがみ
)
になりて、
020
国土
(
くに
)
を
潰
(
つぶ
)
さんために
化現
(
ばけ
)
て
居
(
を
)
りたぞよ。
021
善
(
よ
)
き
精神
(
せいしん
)
の
人
(
ひと
)
には
善
(
よ
)
き
神
(
かみ
)
が
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
をさす、
022
悪
(
わる
)
い
精神
(
せいしん
)
の
人
(
ひと
)
には
悪神
(
わるがみ
)
が
附
(
つ
)
いて
悪
(
わ
)
るい
行為
(
おこない
)
をさすと
申
(
まう
)
して、
023
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だ
)
してあろうがな。
024
皆
(
みな
)
善
(
よ
)
き
精神
(
せいしん
)
を
持
(
も
)
たんと、
025
悪神
(
わるがみ
)
になりて、
026
帰幽
(
くにがへ
)
してからでも
悪相
(
あくそう
)
現
(
あら
)
はすぞよ。
027
さッぱりと、
028
根源
(
もと
)
から
洗
(
あらひ
)
替
(
かへ
)
を
致
(
いた
)
さんと、
029
水晶
(
すいしゃう
)
に
致
(
いた
)
す
策源地
(
もと
)
であるから、
030
皆
(
みな
)
神
(
かみ
)
でも
懺悔
(
ざんぎ
)
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らんことに
成
(
な
)
りたぞよ。
031
懺悔
(
ざんぎ
)
致
(
いた
)
して
改心
(
かいしん
)
すれば、
032
結構
(
けっこう
)
な
事
(
こと
)
ばかりに
成
(
な
)
る
大本
(
おほもと
)
ぢゃ。
033
我
(
が
)
を
張
(
は
)
りて
居
(
を
)
りたら
今度
(
こんど
)
は
帳外
(
ちゃうはづ
)
れ、
034
改心
(
かいしん
)
するのは
今
(
いま
)
ぢゃぞ。
035
恋
(
こ
)
ひしくなりたら、
036
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
へ
出
(
で
)
て
来
(
き
)
たなれば、
037
太初
(
むかし
)
からの
事
(
こと
)
、
038
将来
(
いくさき
)
の
事
(
こと
)
を
神
(
かみ
)
が
憑
(
うつ
)
りて
言
(
い
)
ひ
聴
(
き
)
かすぞよ。
039
世界中
(
せかいぢう
)
を
尋
(
たづ
)
ねても
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
でないと
分
(
わか
)
らんぞよ。
040
神界
(
かみ
)
、
041
仏界
(
ぶつじ
)
から
善
(
よ
)
く
致
(
いた
)
す
教
(
をしへ
)
であるから、
042
何
(
なに
)
につけても
大望
(
たいもう
)
であるぞよ。
043
神界
(
かみ
)
も
仏界
(
ぶつじ
)
も
改心
(
かいしん
)
は
迅
(
はや
)
いなれど、
044
改心
(
かいしん
)
出来
(
でけ
)
んは
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
、
045
一番
(
いちばん
)
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れるなれど、
046
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたぞよ。
047
さかは
絶
(
た
)
えても
世
(
よ
)
は
絶
(
た
)
えんと
申
(
まう
)
すが、
048
さかは
仏
(
ぶつ
)
であるから
絶
(
た
)
えてもこたえねど、
049
神力
(
しんりき
)
が
無
(
な
)
くては、
050
此
(
こ
)
の
儘
(
まま
)
で
置
(
を
)
いたなれば
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
絶
(
た
)
えるぞよ。
051
此
(
この
)
世
(
よ
)
が
来
(
く
)
るから、
052
化
(
げ
)
けて
蔭
(
かげ
)
から
世界
(
せかい
)
を
構
(
かま
)
ふて
居
(
を
)
りたのだ。
053
それでも、
054
今度
(
こんど
)
出口
(
でぐち
)
に
御苦労
(
ごくろう
)
に
成
(
な
)
りて
貰
(
もら
)
はなんだら、
055
未
(
ま
)
だ
誰
(
だれ
)
一人
(
いちにん
)
、
056
世
(
よ
)
に
落
(
を
)
ちて
居
(
を
)
りた
神
(
かみ
)
には、
057
御給侍
(
おきゅうじ
)
して
下
(
くだ
)
さる
人
(
ひと
)
ないぞよ。
058
これから
変性男子
(
へんぜうなんし
)
、
059
女子
(
にょし
)
を
現
(
あら
)
はして、
060
神界
(
かみ
)
、
061
仏界
(
ぶつじ
)
、
062
人民
(
じんみん
)
を
喜
(
よろこ
)
ばしたさの
此
(
この
)
苦労
(
くろう
)
、
063
一
(
ひと
)
ツ
境界
(
さかい
)
があるから、
064
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
、
065
改心
(
かいしん
)
一
(
ひと
)
つで
今度
(
こんど
)
は
善
(
よ
)
く
成
(
な
)
るぞよ。
066
出口
(
でぐち
)
は
将来
(
さき
)
の
事
(
こと
)
知
(
し
)
らす
役
(
やく
)
、
067
海潮
(
かいてう
)
（教主）はそれを
説
(
と
)
いて
聴
(
き
)
かせて、
068
世界
(
せかい
)
を
改心
(
かいしん
)
させる
役
(
やく
)
ぢゃぞよ。
069
これは
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたのであるから、
070
喜
(
よろこ
)
ぶ
人
(
ひと
)
ばかりも
無
(
な
)
いのは
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
よく
看破
(
み
)
て
居
(
を
)
れども、
071
世界
(
せかい
)
を
水晶
(
すいせう
)
に
致
(
いた
)
さねば、
072
この
儘
(
なり
)
で
置
(
を
)
いたなれば
国
(
くに
)
が
潰
(
つぶ
)
れるから、
073
元
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
が
表面
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて、
074
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
守護
(
しゅごう
)
致
(
いた
)
さねば、
075
此
(
この
)
結構
(
けっこう
)
な
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を、
076
寄
(
よ
)
りて
懸
(
たか
)
りて
闇雲
(
やみくも
)
にして、
077
足
(
あし
)
踏
(
ふ
)
ンごむ
所
(
とこ
)
も
無
(
な
)
いやうになりて
居
(
を
)
るぞよ。
078
此
(
この
)
闇雲
(
やみくも
)
の
世
(
よ
)
を
水晶
(
すいしゃう
)
の
世
(
よ
)
に
致
(
いた
)
して
神界
(
しんかい
)
に
御眼
(
おめ
)
に
懸
(
か
)
けねば
成
(
な
)
らんから、
079
此
(
この
)
方
(
ほう
)
の
心
(
こころ
)
も
些
(
ちつ
)
とは
推量
(
すいれう
)
してくだされ。
080
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
人民
(
じんみん
)
ほど
結構
(
けっこう
)
なものは
無
(
な
)
いぞよ。
081
今
(
いま
)
の
神
(
かみ
)
より
何程
(
なにほど
)
人民
(
じんみん
)
は
上
(
うへ
)
であるぞよ。
082
これでも
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたから、
083
神
(
かみ
)
も
結構
(
けっこう
)
に
致
(
いた
)
して
貰
(
もら
)
ふが
近寄
(
ちかよ
)
りて、
084
衆
(
みな
)
の
神様
(
かみさん
)
御歓
(
およろこ
)
びであるぞよ。
085
人民
(
じんみん
)
は
皆
(
みな
)
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
であるから、
086
親
(
をや
)
が
子
(
こ
)
を
思
(
をも
)
ふのと
同一事
(
おなじこと
)
ぢゃ。
087
人民
(
じんみん
)
歓
(
よろこ
)
び
呉
(
く
)
れると
神
(
かみ
)
も
勇
(
いさ
)
むぞよ。
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