霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

明治三十六年閏五月二十三日

インフォメーション
種類:大本神諭 年月日:1903(明治36)年7月17日(旧閏5月23日)
神霊界掲載号:大正8年7月1日号(第89号) 9頁 神霊界八幡書店復刻版:第5巻 121頁 七巻本:第6巻 8頁 五巻本:未調査 三五神諭:なし 東洋文庫天の巻:なし 東洋文庫火の巻:なし 連合会水の巻:なし 大本史料集成:未調査 庶民生活史料集成:なし
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-04-06 02:14:07 OBC :os193
001 日本(にほん)(くに)日本(にほん)()てて、002外国(がいこく)とは(たて)()けて()りたなれど、003()(みだ)れて()て、004()(すへ)()りて、005六茶苦茶(むちゃくちゃ)()りて(しも)ふた()を、006()()創造(こしらへ)(もと)実地(じっち)(うしとら)金神(こんじん)が、007()()(つぶさ)(ため)に、008変性男子(へんぜうなんし)009変性女子(へんぜうにょし)身魂(みたま)(こし)らへて、010世界(せかい)には(おほ)きな(みづ)(もら)さん仕組(しぐみ)()()りての、011二度目(にどめ)()立替(たてかへ)()るから、012ナカナカ大事業(たいもう)なれど、013地固(じがた)めが出来(でき)たら()るのも(はや)いから、014日本(にほん)人民(じんみん)一人(ひとり)でも(おほ)く、015(はや)日本魂(やまとだましい)生粋(きっすい)復帰(たちかへ)らねば()らぬぞよ。016()大本(おほもと)は、017()(はじ)まりの世界(せかい)大本(おほもと)(もう)すのは、018(うしとら)金神(こんじん)()()(おしえ)(いた)して、019神代(かみよ)()()日本魂(やまとだましい)(つく)る、020純真純美(きっすい)光明彩筆(すいせう)()(はじ)まりで()るから、021(この)(なか)(たち)()(ひと)よ、022()心得(こころえ)修行(ぎゃう)(いた)して(くだ)さらんと、023真正(まこと)御蔭(おかげ)(わか)らぬぞよ。024役員(やくいん)(みな)()心得(こころえ)で、025御用(ごよう)(つと)めて(くだ)されよ。
026 日本(にほん)外国(がいこく)との大戦(おほたたか)ひが()綾部(あやべ)大本(おほもと)(なか)に、027縮図(じっち)()()せて()るが、028神力(しんりき)日本(にほん)なり学力(がくりき)外国(がいこく)029一分(いちぶ)九分(くぶ)との(とど)めの大決戦(おほたたかい)()るから、030余程(よほど)日本魂(やまとだましい)()りて、031(だう)()へて()らねば()らんぞよ。032()けたら(したが)ふて()るし、033()ちたら(したが)はして末代(まつだい)()天下泰平(てんかたいへい)(をさ)めるぞよ。034魯国(ろこく)から(はじ)まりて、035世界(せかい)大戦(おほいくさ)()ると()(こと)が、036明治(めいじ)二十八(ねん)の十一(がつ)に、037出口(でぐち)()()かして()るが、038時節(じせつ)迫々(をいをい)()()て、039(うたが)ひの(くも)()()くやうに()りたぞよ。040(なが)(あいだ)(おほ)きな経綸(しぐみ)であるから。041(もう)した(こと)(をそ)(はや)しは()(こと)()るなれど、042一度(いちど)(もう)した(こと)(なに)(ちが)はん、043()(とほ)りが()()るのじゃぞよ。
044 ()()類無()(をち)ぶれ(もの)出口(でぐち)(なを)に、045(むかし)から()()結構(けっこう)(こと)()して()りて、046(くち)()とで世界(せかい)(こと)()らしても、047真実(まこと)(いま)人民(じんみん)(いた)さんから、048()(なか)実地(じっち)()()せて()れども、049(わか)らねば(わか)るやうにして()せて()るぞよ。050(うたが)ひの(くも)(はれ)()きて、051何処(どこ)から破裂(はれつ)(いた)すやら、052ヲドスで()いが、053三千世界(さんぜんせかい)幽顕()建替(たてかへ)()(やう)大規模(たいもう)神業(こと)()()りて、054(これ)だけ世界(せかい)から実地(じっち)現出()()るのに、055改心(かいしん)(いた)さずに、056(いま)(うたが)ふて()人民(じんみん)057地部下(じぶした)にならんやうに(いた)されよ。058(うたが)ふも際限(きり)()るぞよ。059()()でさえも()()りに()りて、060()立替(たてかへ)()(やう)大神模(たいもう)経綸(こと)(いた)大本(おほもと)()るから、061(うたが)(やう)(ちい)さい肝魂(きもたま)()ちて()りて、062(かみ)聖慮(こころ)()()れんやうな人民(じんみん)は、063今度(こんど)真正(まこと)御神徳(おかげ)もやう()らんから、064天地(てんち)御用(ごよう)()()はんから。065(まび)かれるより仕様(しよう)()いぞよ。066器量(うつわ)(ちい)さいと、067自己(われ)(そん)じゃと(もう)して()()けて()るぞよ。
068 今度(こんど)綾部(あやべ)()ハナは、069(むかし)から()()()(はじ)まりてから、070類例(ためし)()(こと)ハナ()くので()るから、071()大本(おほもと)()るから、072()放漫的開化(のぼり)汚濁切(くもりきり)(いま)()(なか)に、073末代(まつだい)(しほ)れん結構(けっこう)(はな)()基礎工事(したごしらへ)御用(ごよう)は、074苦労(くろう)艱難(かんなん)凝結(かたまり)(はな)()御用(ごよう)()るから、075軽挙妄動(ようき)()りては出来(でき)んぞよ。
076 ()(かわ)りて、077(うめ)(まつ)との()()るぞよ。078(うめ)寒候(さむさ)(むか)へば(はな)準備(こしらへ)(いた)す、079(はな)(なか)では一番(いちばん)苦労(くろう)()がいなれど、080節操(みさを)(ただ)しく()()(むす)ぶなり、081大本(おほもと)ハナ苦労(くろう)凝結(かたまり)()くので()るから、082(うめ)(たと)へて()るぞよ。083(まつ)(かわ)らん(むかし)から(ひと)すじの金院無欠至霊心(まつごころ)084()(こころ)日本(にほん)人民(じんみん)よ、085(みな)(そろ)ふて()りて()んと、086今度(こんど)日本(にほん)外国(がいこく)との(たたか)ひは、087彼我(どちら)人民(じんみん)では見当(けんとう)()れん、088(おほ)きな仕組(しぐみ)出来(でき)()るから、089外国(がいこく)(ほう)()いと(をも)(やう)な、090真政理解(まこと)()日本(にほん)人民(じんみん)は、091仕様(しやう)()くば外国(がいこく)服順(つく)()(もの)八分(はちぶ)九分(くぶ)()るが、092今度(こんど)最後審判(とどめ)瀬戸際(せとぎわ)外国(がいこく)服従(したが)ふた人民(じんみん)は、093畜生道(ちくせうどう)堕落(おち)万劫(まんごう)末代(まつだい)モウ日本(にほん)神国(しんこく)へは(かへ)(こと)出来(でき)んぞよ。094(まつ)(うめ)(みな)今度(こんど)(こと)(たと)へ、095(こころ)(くみ)(とり)なされ。096出口(でぐち)筆先(ふでさき)(かき)放題(ほうだい)097()れが(みな)世界(せかい)から()()るのじゃぞよ。098日本(にほん)いろは四十八文字(しじゅうはちもじ)世界中(せかいぢう)()()くので()るから、099荒振神共(がいこくじん)よ、100改心(かいしん)(いた)さな()らん()(まい)りたぞよ。101()刷新(あらため)霊魂(みたま)改善整理(あらため)()るから、102改心(かいしん)せん身魂(みたま)自然淘汰(そぐる)から、103不足(ふそく)世界中(せかいぢう)何処(どこ)へも()ふて()(とこ)()いぞよ。
104 (たび)()ちの身風(みなり)()()くぞよ。105出口(でぐち)(たび)()ちは、106()立替(たてか)へる大本(おほもと)()るから、107薩張(さっぱ)現今流(いま)とは風相(みなり)()へる、108何処(どこ)()きても木綿(もめん)着物(きもの)(さら)しの脚線(きゃはん)109紙巻草履(かみまきざうり)穿()きて(まい)ると(もう)して()るが、110現代(いま)(あま)()贅沢(いたり)て、111物的欲望極致(のぼりつめた)から、112大本(おほもと)から末代(まつだい)神政()()(かた)創始()()せるぞよ。
113 鬼門(きもん)金神(こんじん)悪神(あくがみ)世界(せかい)人民(じんみん)()はれた(かみ)114悪神(あくがみ)()りたか、115(ぜん)(つく)して()天地(てんち)(つぶ)さぬ(やう)に、116(あく)()せて(ぜん)(ひと)つを()()きて()(こと)を、117変性男子(へんぜうなんし)(あら)はして、118世界(せかい)人民(じんみん)改心悦服絶対的帰順(かいしん)()して、119賦興安心立命(よろこば)す、120綾部(あやべ)大本(おほもと)は、121(ぜん)(あく)との()(かた)を、122世界(せかい)人民(じんみん)()せて、123末代(まつだい)神政()手本(てほん)()して、124人民(じんみん)本然感知(かいしん)()大本(おほもと)()るぞよ。125(あく)()(かた)(ひと)がドンナ苦労(くろう)()てもドウでも()いなり、126自我(われ)(をも)はくに()かんと四方八方(しほうはっぽう)()たりまくって、127小言(こごと)(もう)()てて(うら)()ひの()(かた)128(ぜん)()(かた)我身(わがみ)犠牲(すて)(ひと)(たす)けるのが(ぜん)()(かた)で、129(ぜん)(あく)との()(かた)天地(てんち)(ちが)ひであるぞよ。130()()(ぜん)()(かた)()いと、131(あく)ではテンと(ゆき)(あた)りて、132途中(とちう)(みち)()くなりて、133()難渋(なんじう)(こと)()るから、134(ぜん)()(かた)()()(かた)(あらた)めるぞよ。135コンナ(こと)(もう)すとよい狂気者(きちがい)じゃと(もう)して、136一層(なお)(わる)(もう)すなれど、137(つら)残念(ざんねん)隠忍(こば)りて()かねば成就()らん(まこと)(みち)()るから、138普通並製(ひととうり)身魂(みたま)()りたら、139辛棒(しんぼう)出来(でき)んと(もう)して、140筆先(ふでさき)()して()るぞよ。141三千世界(さんぜんせかい)大狂者(おほきちがい)真似(まね)()るから、142辛棒(こば)りて()けよ。143()(ほう)()(かた)は、144(いま)では人民(じんみん)(こころ)(とほ)りに()えるぞよ。145(わる)(こころ)人民(じんみん)には悪神(あくがみ)(みえ)るし、146()(こころ)人民(じんみん)には是程(これほど)()(かみ)()づは()いなれど、147(こころ)(こと)出来(でき)るぞよ。
148 ()()是迄(これまで)()(あし)守護(しゅご)()りたから、149腹心(はら)(なか)(くさ)りて()りても、150容色(うわべ)(かざ)りてドンナ罪科(めぐり)(きん)でも立派(りっぱ)使用(つかへ)ばエライ(もの)じゃと鄭重(ていちょう)(いた)すから、151日本(にほん)人民(じんみん)不真不実(わるく)堕落(なり)て、152(がく)(かね)とが(この)()(たから)(もう)したが、153()()えて、154()()きは日本(にほん)(くに)は、155天立本然(もと)日本(にほん)(いた)して(しも)ふから、156直接(もと)分霊分身(わけみたま)(もう)すに(およ)ばんなり、157()系統(ひっぽう)身魂(みたま)天下泰平(てんかたいへい)()(をさ)まりたら、158()()れに御用(ごよう)(おほ)()けるから、159本来(もと)結構(けっこう)天地(てんち)霊徳(みたま)()るから、160日本(にほん)人民(じんみん)天賦精霊(みたま)(みが)きて、161心性(こころ)()()えを(いた)したら、162世界中(せかいじゅう)()くなるのじゃぞよ。
163 (むかし)神代(かみよ)循環(めぐ)()て、164本来(もと)神政(かみよ)帰復(たちかへ)りて、165(むかし)(もと)何事(なにごと)日本(にほん)(をこな)ひを復顕(もどす)から、166世界(せかい)には(おほ)きな()(ちが)ひが出来(でき)()て、167思慮腹案(おもわく)相異(ちが)(ひと)多数(たっぴつ)出来(でき)るが、168是迄(これまで)(あく)跳梁(はびこ)りた()()りたなれど、169(ぜん)(ひと)つに平定()(しも)ふて、170(あく)掃蕩(たいら)げるぞよ。
171 神代(かみよ)()ると(ちか)(とほ)いの懸隔(へだて)()いぞよ。172水晶(すいせう)真心(まごころ)信念(こころ)なら、173千里(せんり)(へだ)てた(とこ)でも利益(りやく)()るが、174膝下(ひじね)にをりても、175(かみ)(こころ)()人民(じんみん)(かま)いはせんぞよ。176心丈(こころだ)けの(こと)より報酬(おかげ)()らん(この)(ほう)じゃぞよ。
[#ここから下の文章は、「教祖御直筆」とあるように、艮の金神による大本神諭ではなく、出口ナオによる文章である。天声社の七巻本(第6巻8頁~)には収録されていない。]
177 出口教祖(でぐちきゃうそ)三千世界(さんぜんせかい)(ひら)きます大神(おほかみ)御用(ごよう)(いた)されし御経歴(ごけいれき)(すこ)(しる)(まつ)らん。178原文(げんぶん)教祖御(きゃうそご)直筆(じきひつ)なり。
179 ……………()れては()かんと御指図(おさしづ)ありて、180(がつ)の十五(にち)教祖(きゃうそ)出獄(しゅつごく)御日(おんひ))に()(まで)に、181大槻鹿造(おほつきしかざう)(ろう)入口(いりくち)(まい)りて「(いへ)出口家(でぐちけ))を()りて御前(おまへ)教祖(きゃうそ))に気楽(きらく)()らさし()い」と(もう)して、182(わし)のやうな(もの)()(こと)でも(きい)(くだ)さり、183福知山(ふくちやま)叔父様(をじさま)()はるるやう、184また伝吉(でんきち)教祖(きゃうそ)第三男(だいさんなん))の()(こと)()いて()れたなら、185御前(おまへ)教祖(きゃうそ))を(ろう)から()して()げやう」と往生(わうぜう)()めに(いた)したのだ。186出口(でぐち)(いへ)(なに)()らん、187(ろう)から()さえしたら()いのであるよって鹿造(しかざう)()(とほ)り、188()れは()法立(ほうだ)てで()(ゆへ)結構(けっこう)じゃから、189御前(おまへ)都合(つがう)(しな)されと(まか)して()いて、190(がつ)十五(にち)()して(もら)ふたのでありた。191(とが)なきものを(ろう)()れて、192四十(にち)(あいだ)食物(もの)()べずに()りたのも、193(みな)神様(かみさま)からの(こと)()りました。194(あま)苦酷(かなわん)から(ろう)(なか)()のうと(をも)ふて()ても、195何程(なにほど)()のうと(をも)ふても、196(かみ)がキッと()いて()るから()なれせんぞと、197(うしとら)金神様(こんじんさま)()ひなされて()めに(いた)したが、198()ぬも()きるも(みな)神様(かみさま)からの都合(つがう)(こと)()りますから、199何事(なにごと)神様(かみさま)にお委任(まかせ)(もう)せば(らく)なもの、200天竺(てんじく)()けと神様(かみさま)()ひなされて、201真実(まこと)()くのじゃと(をも)ふて、202神様(かみさま)近所(きんじょ)子供(こども)(たの)みて()いて、203天竺(てんじく)()かうと(をも)ふて()りたら、204(うら)庭園(せんざい)(まつ)()余程太(よほどふと)(ゑだ)()れてをりた、205()(まつ)(くちばし)出来(でき)206羽翼(はがい)出来(でき)207(おほ)きな(とり)()りて、208()(とり)(つか)まへたら、209何処(どこ)やら()ったと(をも)ふたら綺麗(きれい)()()()りて、210()ると妙見様(みょうけんさま)(おほ)きな御厨子(おずし)(なか)這入(はい)りて()りなされて、211(また)()(つぎ)()()きたら、212女神様(おんながみさま)()ズシの(なか)這入(はい)りなされて、213()(まへ)七福神(しちふくじん)(うさぎ)()りました。214また(むか)ひには福禄寿(げほさん)()てりて()りなされた(をも)ふたら、215矢張(やは)出口(でぐち)(たく)()()りたので()りた。216其次(そのつぎ)龍宮(りうぐう)()けと()ひなされて、217龍宮(りうぐう)()ったと(をも)ふたら、218龍宮(りうぐう)眷属(けんぞく)梯子(はしご)をさして大勢(おほぜい)(あが)りて()(こと)()えました。
219 (ろう)から()西町(にしまち)大槻鹿造(おほつきしかざう)(たく))に二日(ふつか)()りて、220八木(やぎ)()きたのだ。221(いへ)()道具(だうぐ)()りて、222路頭(ろとう)()ちたなれど綺麗(きれい)(さら)つの出口直(でぐちなを)()りて、223(いま)()りたら(いへ)()りて(くだ)されたのが(まこと)結構(けっこう)だ。224(ここ)まで(いた)さんと()()()ぎ(教祖(きゃうそ))は出来(でき)んのじゃぞ。225出口(でぐち)方々(ほうぼう)(いと)()きて、226(さら)つに衣類(いるい)(こし)らへて、227(うま)赤子(あかご)()りたのじゃ。228(みな)(かみ)()して()(こと)ぞ。229(ここ)まで()(をと)して御用(ごよう)()して()るぞよ。230(かみ)人民(じんみん)とは薩張(さっぱり)(こころ)反対(はんたい)()るから、231(かみ)御用(ごよう)()くものは(なに)非凡(ちがう)ぞよ。232人民(じんみん)表面体(うわつら)(かざ)り、233(きん)(まわ)りが()いと(まこと)重宝(ちょうほう)がりて、234(をち)ぶれた(もの)には言交(ものい)ふと、235(けが)れるやうに(をも)()(なか)236()(かわ)るから反対(あらくら)(かわ)るぞよ。
237 出口(でぐち)(ろう)から()て、238(がつ)の十八(にち)八木(やぎ)(まい)りたなれど、239四十(にち)(ろう)這入(はい)りて()りたので、240身体(からだ)柔弱(やわらか)()りて、241(また)一ト(はたら)(いた)さねば()らんから、242ナカナカ(つら)(こと)御座(ござ)りました。243その(うち)に六(がつ)()り、244独言独語(ひとりごと)()ふて()れども(教祖(きゃうそ)(かみ)霊憑(れいうつ)りまして、245常住座臥独言独語(ぜうじゅうざぐわひとりごと)(たま)ふが(つね)なりきも)神様(かみさま)御容姿(おすがた)(おが)めず、246(たよ)()(ゆへ)247神様(かみさま)御姿(おすがた)()せて(いただ)()いと御願(おねが)(もう)したら、248モウ三十(にち)()ちて()れいと御指図(おさしづ)()りて、249ソウする()に七(がつ)六日(むいか)朝御体拝(あさおんれい)(いた)せば、250チット御話(おはなし)()かりたなれど、251達磨(だるま)さんが金神様(こんじんさま)二日間(ふつかかん)御留守(おるす)じゃと(もう)しなされた。252其頃(そのころ)()達磨(だるま)じゃと(もう)しなされて、253(なん)でも()ふて(くだ)さりたのじゃ。254ソウする(うち)(てん)(あが)りなされて、255(てん)赤装束(あかせうぞく)明白(ありやか)御姿(おすがた)()せなされて、256()れからは()()りで(いま)御言葉(おことば)()いなれど、257仏事(ぶつじ)から神道(しんだう)()(かへ)ると(もう)しなされたのじゃぞよ。258(がつ)()(てん)御上(おあが)りなされて、259()()()れに御礼(おれい)(いた)して()りたらお(かへ)りなされて、260(てん)二日(ふつか)(のぼ)りて、261(くらい)(もら)ふて()たのじゃと(もう)しなされたが、262()れからまたお容姿(すがた)(おが)()したのでありた。263福島(ふくしま)八木(やぎ)(ひと)264教祖(きゃうそ)御女婿(おんむすめこ))が(まこと)結構(けっこう)(こと)大事(だいじ)(いた)して、265鄭重(ていちゃう)(いた)して(くだ)さりたが、266(また)大槻鹿造(おほつきしかざう)出口(でぐち)(こと)チットも(わか)らず、267狂者待遇(きちがいあしらい)(いた)すので、268鹿造(しかざう)(たく)()くと荒立(あらだち)(おに)(じゃ)(やう)()るなり、269八木(やぎ)金神(こんじん)()(こと)()(わか)りて()るから、270(まこと)結構(けっこう)()りた。271(ひさ)教祖(きゃうそ)(だい)(じょ))が時計(とけい)(くる)ふて、272ドウしても(かか)りませんからお(かあ)さん御伺(おうかが)ひを()(くだ)されと(もう)したから、273御伺(おうかが)(いた)したら、274大槻鹿造(おほつきしかざう)(いへ)(をい)てある(かたな)(とと)への()とを八木(こちら)(はや)引取(ひきと)りて()れんと、275()(いへ)()くと(たた)るから、276(にち)(はや)取寄(とりよ)せて()れい。277()()らせで時計(とけい)(くる)はしてありたのじゃと、278(うしとら)金神様(こんじんさま)御言葉(おことば)ありた。279その御言葉(おことば)ある(うち)時計(とけい)(かか)りて、280これはドウじゃ結構(けっこう)(こと)と、281すぐ福島(ふくしま)手紙(てがみ)()いて神様(かみさま)御言葉(おことば)大槻鹿造(おほつきしまぞう)(いへ)()りたが()かず、282言伝(ことつて)してもおこさず、283福島(ふくしま)大変(たいへん)(おこ)りて()(うち)に、284神様(かみさま)(すみ)(二代様(だいさま))を()れて、285(はや)(かい)れと(おほ)せなさる(ゆへ)に、286(がつ)の四()(すみ)()れて(かへ)りましたら、287神様(かみさま)御指図(おさしづ)(とほ)り、288大槻鹿造(おおつきしかざう)(かたな)(たと)への()とが(たた)りて、289()破傷風(はせうふう)()りて、290夏中(まつぢう)もて(あま)したと、291出口(でぐち)(いへ)()りた、292出口(でぐち)(いへ)再建(ふしん)する(かね)()(こみ)(しも)ふたので()りた。293()神様(かみさま)(てん)でも自由(じゆう)()さる神様(かみさま)(ゆへ)294時計(とけい)(ぐら)ひを()けなさるのは(やす)(こと)なれど、295御姿(おすがた)(おが)めずに(うかが)(うち)時計(とけい)がかかるのは、296人民(じんみん)からは余程(よほど)不思議(ふしぎ)御座(ござ)ります。297八木(やぎ)()りた(ころ)298明治(めいじ)二十六(ねん)五月頃(ごがつごろ)に、299来春(らいしゅん)四月(しがつ)から(から)(しん))と日本(にほん)との戦争(ゆくさ)()ると御指図(おんさしづ)ありて、300コンナ時節(じせつ)戦争(ゆくさ)()(やう)(こと)()いと、301(みな)(もう)して()りたなれど、302(ちが)()戦争(ゆくさ)303明治(めいじ)二十七八(ねん)大戦争(おほゆくさ)304明治(めいじ)二十九(ねん)大洪水(おほみづ)神様(かみさま)から()いて()りましたから、305福知山(ふくちやま)青木(あをき)さんに、306今年(ことし)大暴風雨(おほあれ)()りますげなと、307明治(めいじ)二十九(ねん)(はる)(もう)して()いたが、308えあり大暴()れが()りました。309明治(めいじ)二十五(ねん)綾部(あやべ)近所(きんじょ)ミヤコ()ると、310十三(にち)食物(しょくもつ)をも()べずに()めいて、311昼夜(ちゅうや)世界(せかい)(こと)()ふて()りました。312()ふて()ること(みな)()()るぞえ。313明治(めいじ)二十六(ねん)カラ()()れいと()ひなされたので()るから、314(たね)まきて(なへ)()ちたら()()くぞよ。315刈込(かりこ)みに()りたら手柄(てがら)()せて(もと)(かへ)すそよと御神示(おふで)()たので、316(なへ)()ちた時分(じぶん)にう、317(から)()くので()ろうと(をも)ふて()りたら、318明治(めいじ)二十七(ねん)の五(がつ)の八()に、319カラ()って()れいと御指図(おさしづ)ありたから、320ハイ(まい)りますと承知(せうち)(いた)し、321ほのぼのと()()けぞ(こころ)(さび)しく(をも)ふなよ、322(ちから)()(ひと)用意(ようい)して()ると、323(また)御神示(おふで)()(ゆへ)324一人(ひとり)()()きたら、325(たれ)外国(がいこく)()れて()って()れるものが()るじゃろうと(をも)ふて、326用意(ようい)(いた)して()りたら、327都倉(とくら)吉九郎(きちくろう)家内(かない)トキと(もう)すものが、328御前(おまへ)御供(おとも)なら天竺(てんじく)までも()いて()くと(もう)して、329御願(おねが)(いた)したなれど、330都合(つごう)()りて出口(でぐち)は五(がつ)()()ちにて()きに()って()るなり、331トキの()るのが(をそ)いから、332()()りて出難(でにく)いなれば、333()八木(やぎ)(あづ)かりて()くから、334(はや)御出(おい)でと手紙(てがみ)()りたが、335(あま)()るのが(をそ)いので、336二三十(にち)()ちて()りた。337モウ六(がつ)()り、338(がつ)()には(めう)()()てとの神言(おほせ)ありたから、339一人(ひとり)()きたら(たれ)()れて()きて()れるものあるじゃらうと(をも)ふて八()八木(やぎ)()て、340亀岡(かめおか)大橋銀次郎(おほはしぎんじろう)(たく)一寸(ちょっと)()りまして、341(わたくし)外国(がいこく)()くので御座(ござ)います、342天理王様(てんりわうさま)御筆先(おふで)()りて()りますから、343大和(やまと)(まい)りて()()きは(から)()くので()りますと()へば、344いづれは()(やう)()るが、345御前(おまへ)さんが(ある)いて()かいでも()いのじゃ。346大和(やまと)へも()(あつ)いに()かいでも()い。347綾部(あやべ)(かへ)りて人助(ひとだす)けなりと()なされ。348(いと)(たす)かるかと(もう)(ゆへ)349四十(にん)ほど(たす)かりて()りますと(もう)せば、350それなら(あと)(かへ)りて(たす)けなされといふのを()かずと、351王子(わうじ)()きて()りたら、352都倉(とくら)のおときどの(まい)りたから、353御伺(おうかが)(いた)せば、354()(はや)()()れいとの御神示(おさしづ)()りて、355()翌朝(よくあさ)京都(きゃうと)まで()きて、356天理王(てんりわう)先生(せんせい)(うち)宿()まりて()りたら、357出口(でぐち)(よう)()みてから、358教会(きゃうかい)まで()って(もら)()いと、359(うけたまは)りて、360河原町(かはらてう)教会(きゃうかい)()きたら、361先生(せんせい)が七(にん)()りて、362出口(でぐち)筆先(ふでさき)()せいと(もう)して、363奥室(おく)()って()りて()たれば、364天理王(てんりわう)のおみきさんの筆先(ふでさき)()()(こと)御座(ござ)いますと、365()()(もう)(ゆへ)366左様(さう)かコンナ(こと)()けたので御座(ござ)いますに。367」「神様(かみさま)()げて(いただ)かうかと相談(さうだん)(いた)すから、368ハイ()げて(もら)いますと(もう)して、369()(みづ)()びて神前(ひろま)にへ()()きてすれば、370戦場(せんぜう)()()けと荒立(あらだ)ちて、371()れから二階(にかい)(あが)りて、372種々(いろいろ)神様(かみさま)出口(でぐち)(からだ)から(もう)しなされば、373(うたが)ふて七(にん)先生(せんせい)評議(ひょうぎ)(いた)し、374(これ)れは(きつね)(たぬき)では()宮嬪(ぐひん)さんで()ろうと(もう)したり、375ナカナカ(わか)らんので、376宿屋(やどや)(けへ)りたが、377宿屋(やどや)(みな)心配(しんぱい)(いた)し、378宿屋(やどや)家内(かない)(もう)すには、379(これ)(まこと)神様(かみさま)()りたらナヤミが出来(でき)()なれせぬと(もう)すなり、380出口(でぐち)(まこと)神様(かみさま)()るならナヤミ(こし)らへなされと、381神様(かみさま)寝際(ねぎわ)(もう)して()きても(なん)(こと)()く、382()()けて()りますれば、383おときどのは()むそうな(かほ)をして夜具(やぐ)(たた)()(とき)384出口(でぐち)(からだ)荒立(あらだ)ちて()(かわ)るぞよ。385()(たたか)(をさ)まりたら、386(てん)()世界中(せかいぢう)桝掛(ますか)()きた(ごと)くに(いた)すぞよ。387(かみ)仏事(ぶつじ)人民(じんみん)(いさ)んで(くら)()()るぞよと、388御筆先(おふでさき)()かせなさりて、389()筆先(ふでさき)()(うち)(をい)帰れ(○○)との御言葉(おことば)ありたから、390(から)まで()かうと(をも)ふて()るのに残念(ざんねん)なと(をも)(ども)391御指図(おんさしづ)(どほ)りに(いた)して()(ゆへ)392残念(ざんねん)(なが)王子(わうじ)まで(かい)りて、393()神様(かみさま)にお(うかが)(いた)せば、394出口(でぐち)(から)()けと(もう)したが、395()かうと(をも)ふたかと御言葉(おことば)()りたので、396()出口(でぐち)唐天竺(からてんじく)まで()かうと(をも)ひましたと(もう)したら、397(ゑら)(もの)()(よろこ)び、398()くか()かんか()()きなされたので()りたぞよ…………。399(後略)

王仁三郎が著した「大作」がこれ1冊でわかる!
飯塚弘明・他著『あらすじで読む霊界物語』(文芸社文庫)
絶賛発売中!

目で読むのに疲れたら耳で聴こう!
霊界物語の朗読 ユーチューブに順次アップ中!
霊界物語の音読まとめサイト
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→